初心。
- szk1173
- 2016年8月2日
- 読了時間: 4分
最近、『なぜフラのクラスを始めたのか』を振り返らせてくれる出来事が起こる。
たとえば、始めた時のメンバーがやめてしまったり・・・
自分でも、教える立場になりたいのか、まだ教わっていたいのかを、考えてしまったり・・・
最終的な目的は何?と問われることがあったり・・・
そんな時に思い出すのが、初心だ。
私の場合、クラスを始める時に背中を押してくれた人物が2人いる。
フラの先生クラスに声をかけてくれた講師であり、私のハワイ語の先生と、
とある面白いきっかけで知り合った、バレエの先生をやってるお方。
そのバレエの先生とは、某ハワイアンリソートのプロモーションのロケで出会い、
ご一緒しました。
彼女はバレリーナを育てたいのではなく『バレエを通じて人間を育てていく』
という強い方針を持っている。
とても芯の通った強い人で、クラスもとても人気がある。
もう教え始めて20年ぐらいになるそうで、ジャンルは違えど、とても心強いセンパイ。
クラスをやってく上でのココロの準備や、金銭に対するアドバイス、彼女自身のココロの移り変わりなど
まるでコンサルターのように的確でわかりやすい、そして私をやる気にさせてくれるアドバイスを
次々とポンポン話してくれた。
そして、私に対して『誰かに頼らず自分でやった方がいい』と、アドバイスをくれた人。
誰かに頼らず自分でやった方がいい・・・
『何故?』
もし自分のやりたいイメージがあるならば、
それをできるのは『自分で』やる以外にはないということ。
もし、誰かに雇われてやるのであれば、自分のすることは踊りを教えるインストラクターであり
雇い主側の意向ややり方のレール上でやらなきゃだめなこと。
私はエリートバレリーナを育てるのではなく、もっとやりたいことがあった。
それが彼女のことば。
そうそう、当時わたしはその言葉に激しく動かされた。
そしてはじめたんだった。
すこしづつでいいから、自分でこつこつやっていこうと。
フラもバレエも日本舞踊もなんでも、
元々は民族舞踊。
フラと日本舞踊はわかりやすくよく似ていて、
縦のライン(流派とか地方ごとの違いとか)ある。
バレエだって西洋の踊りだけど、あるはず。
なんも変わらない。同じだ。
でも、そこから派生して、
芸術は、
一方で変化を成し遂げ、
一方で伝統が守られる。
私のフラのクラスは『ハラウ(ハワイのフラの学校)』ではない。
ハワイのハラウ(フラの学校)の日本校でもないし、クムフラ(ハワイのフラの先生)からウニキ(卒業)もしてない。
フラを長いことやっていくと、必ずぶち当たる壁がある。
何のためにフラを学んでいるか、だ。
私たちはハワイアンではない。
ハワイアンは、自分たちの伝統を守るためにフラを踊っている。
でも、日本人は『フラが大好き』だから踊る。
そこには大きな違いがあるということに、ぶち当たる。
それは、仕方がないこと。
もちろん、伝統を守るためにおどるのであれば、
ハワイで、伝統のあるハラウに入って、自分の一生を、ハワイの伝統を守るために
活動すればいい。フラの世界にはそういう外国人もいるし、そういう日本人もいる。
また、その逆の人もいる。
日本の文化に惚れ込み、日本に住んで、日本の文化を守るために生きてる外国人もいる。
そこまで、徹底することが出来なくても、
出来る場所でフラを楽しんで、出来るかぎり表現して、
少しづつでもフラの楽しさや素晴らしさを共有できたら。
自分の目線で。
ALOHAHONUA
フラの世界にSay Helloするクラス。
もし、もっともっとフラを真剣に学びたかったら、私の知ってるハワイのクムを紹介したい。
もしそういう時が来たら、胸を張って送り出せるフラをしていたい。
そんな気持ちではじめたクラス。
だから、いちいち初心に帰ろうと思う。
少しブレそうになったら、初心に帰る。
もちろん、クラスを始める時、
すっと一緒にやってきた仲間や、家族の、あったかい後押しもあったのよ♪
それから、フラやりたい!って言ってくれた友人たち♡
そうゆうの、一気に思い出す。
初心っていいな。
『初心忘れるべからず』だな。